SP1200 ラック改造
昨年末より動き始めたSP1200ラック改造がいよいよ大詰めを迎えています。
その昔プロミュージシャンの間でUSAにてラック改造されたSP1200が流行ったらしいです。TEI TOWAさんとかが持っているのを写真で見た事があります。
個人的にもいつかトライしてみたかった物ですが、良いタイミングで常連様よりオーダーを頂きました。
上記USAの楽器屋(AMEN SOUNDだったか?)ではどのようにやっているのかは分かりませんが、内部メイン基板がラックの規格ギリギリ。入らない事も無いけど工夫が必要で、随分悩みましたが筐体の下部分(SP1200はボタン類が配置されている上部と背面端子部分やメイン基板がある下部分に分かれる)をそのまま流用して、それを覆う形でラック規格に合った箱を作る、という方法を取りました。
分かりにくいですが、背面端子部分や底の部分はオリジナルの流用です。そのままではラックの幅を超えてしまうので余計な部分はカット。規格ギリギリの幅になってしまいますが金額的な面でもベストかと思います。
フロントパネル操作部分も極力オリジナルに近い配置にしました。高さは3Uになります。
スペック的にはオリジナルと全く一緒です。ただ形がラックマウントになっただけ、ですね。
以前RIOW ARAIさんに”サンプリング時間が増えればベストなんですが・・”と言われ、確かにそうだよな・・・と思いましたがまた別のレベルで大変な話。なんせ10秒ですから。
単純にメモリを増やせば良いのですが、まずはOSを解析してプログラムを書き替え、それに伴って回路や部品を変更。
開発者レベルで内部構造を理解してないと多分無理でしょう。
でもいつかやりたいですね。勉強します。
ラック改造が終わったら次はクローンの作成なんてのも・・・・ ちょっと興味が。
使用されている部品は製造終了した物がかなり多いですが手に入らない訳では無いので、もう少し基板を小型化していけるんじゃないかと。小型化しなくても基板の複製は専門の業者がいますし。数十万はかかると思いますが・・・・
ただ、販売はE-muに許可無くやったら訴えられそうなので(笑)、個人的な趣味程度になりそうです。
話が逸れましたが、勿論今回のSP1200ラック改造は今後正式に受注を開始する予定です。
金額的には¥15~18万の予定。
中古で一台買える金額なので(笑)、本当にごく一部のユーザー向けです。
筐体カラーや文字色なんかは自由にアレンジ可能です。
まずはこの一台を完成させて、それから諸々詳細をUPします。今月中には仕上がる予定です。