ROCK-Tee “RHYTHM & RHYMER custom”
「木目の塗装とかってできないのかな?」
ROCK-Tee氏にそんな連絡を頂いたのが一年ぐらい前だったか・・・・
それでまで漠然といつかやってみたいなーぐらいに思っていた木目塗装。
それからというもの、ひたすら木目を見る、観察する、描くの日々。
調べてみるとこういうフェイクペイントは欧米等ではポピュラーで技術も確立されており、PCのモニター越しでは見分けがつかないくらいのクオリティの物も全然あった。
見よう見まねでありあわせの材料でテストを繰り返し、意外と簡単にそれっぽくなったりして喜んでいた。が、
どうにもやっぱり何かが違う。”塗りましたー”って感じの。
自然の物を模倣するのって相手が自然なだけに、それを意図的に再現しようとするのものすごい大変。
杢なんかの法則性みたいなのもあるんだろうけど、単純に自分が木目をちゃんと”見る”事ができていないって事な訳で、そこでまた木目をひたすら見る・・・
結局は実物を横に置いて、それを極力可能なまで模写する様にしてみたら大分クオリティも上がってきた。
あとは色味。基本的に何度も何度も塗ってはボカシの繰り返しなので、ちゃんとアタマ使って色を置いていかないといけないのでこれも難しかった。未だに苦手。
そんな感じで試行錯誤を繰り返し、やっと良い感じだと思える物ができたのがコレ(誰か買って下さい)。
それでも若干物足りなさを感じつつ、もう暫く研究を重ねるか色々悩んだけど思い切ってROCK-Tee氏に連絡。
それが去年の暮れ。
正直準備万端て訳では無く、追い込んで実践でトライしてみよ!って感じだった。
そして渋谷でMPCを受け取り、いざ作業へ・・・
(続く)