MPC2000(XL)液晶修理について

2000lcd

 

これまでにも何度かブログで取り上げていますが、MPC2000及びMPC2000XLの液晶ライン抜け修理について。

結論から申しますと交換(中古動作品)以外での修理は現状対応不可です。

また、中古液晶についても滅多にストックは手に入らないので、お客様にはお待ち頂くしかない状況です。

 

が、問い合わせが多いので何とかならない物かと、時々思い出しては修理にトライしているのですが決定的な方法がありません。

ライン抜けの原因としては液晶ガラス部分の電極と液晶コントロール基板を繋いでいるフラットケーブル(ケーブルと言ってもごくごく薄いビニールの様な素材です)の接触不良です。更に具体的に言いますと液晶ガラス電極部分とフラットケーブルは導電性の接着剤(加熱&圧着する事により特定方向にのみ導通する)の劣化により接点不良が起こり、ライン抜けが発生します。

 

ネットで検索するとゲームボーイの液晶ライン抜け(構造は同じ)を再度この接点部分に熱を加える事によって修理を行っている例がいくつか見られます。同様の方法でMPCの液晶も数本程度のライン抜けであれば直せるのですが、果たしていつまで持つのか、等の具体的なデータが取れていません。数週間で元に戻ってしまう固体も確認していますので、現実的に修理のサービスとして対応するのは難しい状況です。

 

他に汎用品の液晶で代替品は無いのか、という問い合わせもありますが、この液晶で採用している液晶コントロールチップがこれまた日立製の古い物で当然生産終了、これを使っている液晶も過去の製品で無い事は無いのですが(カシオのポケコン等)、セグメント数が違っていたりで、全く同じ物を探し出すのは不可能です。そもそも恐らくMPC2000を生産する時にAKAIが液晶を独自に設計しているはずです。

 

USAのEnvision Electronicsというメーカーが以前交換用の液晶をmpcstuff経由で発売していましたが、レイテンシーやバグが酷く価格の割には使えない物でした。改善した2ndバージョンがそろそろ発売されるとアナウンスされましたが、それも年初の事でいつになるかは不明です。価格も恐らく$150前後かと思います。

このEnvision Electronicsが作っている物としては、前述した日立製の液晶コントローラーでの処理を現行の汎用品液晶コントローラーに対応できる様にデータを一度変換するというやり方の様ですが、まるまる一つ製品を開発するのと同じ事なのでこの価格になってしまうのも仕方が無い事かと思います。

 

自分としてはもう一つのアプローチとして、あくまで基板と液晶ガラス部分はオリジナルを利用して、問題のあるケーブル及び接点部分の改善ができるんじゃないかと思っています。例えば、フラットケーブルを同じ規格で作成して、古いケーブルを外し、接点をクリーニングした上で再度熱圧着するという方法。これができればリサイクルが可能になります。

まぁ、金に糸目を付けなければ何でもできてしまうのですが・・・・・

 

どちらにせよ専門業者と提携しなければ不可能な事です。そうこうしているうちに新しい交換用液晶が発売されるかもしれませんが・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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